「龍山寺」台北のパワースポット
今回は龍山寺の紹介です。龍山寺は、台湾へ初めていく人だと必ずと言ってもいいくらい行く場所だと思います。実際、行ってみても、多くの参拝者に交じって、日本語で廟の説明をしているガイドや日本人旅行者を目にします。祀られている神様も多く、パワースポットとしても有名ですね。
龍山寺の正式名称は、「艋舺龍山寺」で、仏教・道教が融合したお寺です。「艋舺」とは現在の萬華地区の意味で台北発祥の地と言われています。
廟名:艋舺龍山寺
住所:台北市萬華区台北市広州街211號
ホームページ:http://lungshan.org.tw/jp/index.php
(日本語)
歴史:1738年に創建された台湾で最古の廟になります。福建省泉州から台湾に渡って来た人々によって建てられたと言われています。
廟内配置図:

龍山寺ホームページから
過去の龍山寺の記事
http://satsumabird551.blog.fc2.com/blog-龍山寺
祀られている神々
【本殿(中殿)】
仏教の神々が祀られています。
・觀世音菩薩:本尊である観音様
・文殊菩薩:「三人寄れば文殊の智恵」ということわざがあるように知恵の神様になります。
・普賢菩薩:女性守護、息災延命、幸福を増やすご利益があるといわれています。
・十八羅漢
・韋馱護法:小児の病魔を除く神。別名「韋駄天(いだてん)」。よく走る神から足の速い人の例えで「韋駄天走り」などといわれています。
伽藍護法:寺院を守る神です。
【後殿】
-東側門-
・華陀仙師:中国後漢末期の薬学・鍼灸に非凡な才能を持つ伝説的な医師。三国志で有名な曹操の典医。
-文昌殿(後殿右側)-
文昌殿には、主に学業に関わる神様が祀られています。
・文昌帝君:学業と試験の神様。中国において、隋時代から1905年まで科挙という難関試験が行われていましたが、科挙合格祈願として奉られていました。
・大魁星君:学業と試験の神様
・紫陽夫子:学業の神様
-聖母殿(後殿中央)-
・福徳正神:別名「土地公」で商売と土地、農作物を守る神様。
・城隍爺:都市の守護神。
・水仙尊王:海と貿易の神様。
・天上聖母:媽祖(まそ)とも呼ばれ、航海・漁業の守護神として、中国沿海部を中心に信仰を集める道教の女神。
・太陽星君:太陽の神格化した神様
・太陰星君:月の神様
・註生娘娘:安産の神様
・池頭夫人:安産担当の女神。血の池地獄を司るの女神とも。
・十二婆者:安産の神様で、妊娠から出産までの様々な段階を12に分け、それぞれの段階をサポートします。
-關聖廟(後殿左側)-
・關聖帝君:三国志の武将「関羽雲長」。義の男であり、商売の神様でもあります。
・三官大帝:天官、地官と水官を指し、合わせて「三官」と言われます。天官は福をもたらし、地官は罪を赦し、水官は厄除けを行うといわれています。
・地藏王菩薩:地獄の管理者。人間の極楽地獄域を決定します。
-西側門-
・月老神君:別名月下老人。いわずと知れた恋愛・良縁の神様です。
地図:
場所は、板南線 龍山寺駅から徒歩3分ほどの場所にあります。板南線は青い線で、台北駅から2つ目の駅になります。1番出口を出ると、艋舺公園があります。ここでは朝は体操、そして終日ボードゲームを楽しんでいる老人が一杯います。


艋舺公園の向いの廣州街沿いに龍山寺があります。歴史のあるお寺ですが、LEDの表示板がいつも違和感を感じます。

入口の近くには、石碑と龍山寺の説明分があります。日本語でも表記されています。


入口を入ると、正面には三川殿があります。非常に重厚感があります。

こちらが本殿、後殿への入り口になります。龍門應になります。入口は龍で出口は虎です。

中に入ると、左正面に中殿が見えます。朝9:00頃の様子ですが、この時間帯でもかなりの人がいます。

三川殿から見た中殿。手前(前殿)にある仏像は、三法仏になります。

三川殿と中殿の間には、金色の大きな香炉があります。かなり線香の香りがします。

中殿から見た三川殿。

動画でも廟内の様子を撮ってみました。雰囲気がわかると思います。
それでは、中殿から見ていきましょう。中殿は、仏教の神様が鎮座しています。まずは観音佛です。金色ですが、派手な色ではなく重厚感のある色ですね。

次に文殊菩薩です。

こちらは、普賢菩薩です。

次に後殿へ行ってみましょう。東側門にある華陀仙師です。説明分はありますが、中文です。


後殿右側は文昌殿になります。こちらは、学問の神様が祀られています。試験を控えている方は、お参りが必要ですね。こちらも神々の説明文はありますが、中文になってます。

こちらが文昌帝君になります。


こちらは紫陽夫子です。


次に後殿の中央聖母殿です。土地の神様である福徳正神と城隍爺です。

水仙尊王。


聖母殿メインの天上聖母(媽祖)です。台湾ではお馴染みの神様ですね。右側が太陽星君、左側が太陰星君です。

註生娘娘。

池頭夫人と十二婆者。

後殿左側には關聖廟です。中文での説明文からです。

まずは三官大帝。

メインの関聖帝君。上部には義気参天と書かれています。義の男「関羽」に合う言葉ですね。

赤い顔の長い顎髭が特徴ですね。

關聖廟最後は、地藏王菩薩です。

最後の神様は西側門に鎮座する月下老人です。縁結びの神様なので興味のある方も多いと思います。


こちらが、月下老人です。

月下老人の前には、赤い色が置いてあります。

こちらが赤い糸です。効果があった人は、教えてください!!

龍山寺は、台北でも有名な廟ということもありますが、多くの神々が鎮座していますので、それぞれの神様のご利益を理解してお参りするといいことがあると思います。ぜひ、行ってみてください!!
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